ロッテ石川が今オフの大リーグ挑戦断念 球団はポスティング容認方針も

[ 2020年11月16日 22:41 ]

ロッテ・石川
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 ロッテの石川歩投手(32)が今オフのポスティングシステムを利用した大リーグ挑戦を断念したことが16日、分かった。球団は移籍を容認する方針を固めていたが、石川が球団側に今オフは移籍を見送る意向を伝えた。

 石川は昨オフの契約更改交渉で「アメリカで野球をやりたいと言いました」と早ければ今オフのメジャー挑戦を球団に要望。これを受けて球団幹部は「球団としてストップをかけることはない。本人次第だ」と、申し入れがあれば受け入れる方針を固めていた。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響からメジャー球団の経営も厳しく、移籍市場の動きも不透明。申請締め切りは12月12日となっていたが、16日夜、石川から球団に今オフ、同制度を使用したメジャー移籍の意思がないことが伝えられた。

 石川は14年ドラフト1位入団。1年目に10勝を挙げ新人王、3年目に自己最多の14勝を挙げて最優秀防御率を獲得した。7年目の今季は21試合で7勝6敗、防御率4・25。通算成績は160試合で63勝55敗、防御率3・56。海外フリーエージェント(FA)権の取得は最短で23年の見込みとなっている。
 

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2020年11月16日のニュース