西武ドラ1・渡部、目標は「開幕1軍」 山川、中村と総重量317キロ「ぽっちゃり3兄弟」見たい!

[ 2020年11月16日 05:30 ]

サプライズで贈られた山川のバットと、山川・中村二人のサインを手に笑顔の渡部(撮影・森沢裕)
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 西武からドラフト1位指名された桐蔭横浜大の渡部健人内野手(21)が15日、横浜市内で入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で合意。「中村選手や山川選手を超えられるようにスケールの大きい選手になりたい。開幕1軍を目指したい」と気持ちを高ぶらせた。

 同席した潮崎編成グループディレクターは「(将来的に)40、50本打つ可能性はある。うちは三振してもいいから振ってこいよと失敗を恐れない風土があるし、まだまだ成長できる」と活躍に期待。「サード、ファースト、DHで中村、山川、渡部が並んだ打線を早く見てみたい」とファンの気持ちを代弁し、中軸に102キロの中村、103キロの山川、112キロの渡部と総重量317キロの「ぽっちゃり3兄弟」が並ぶ「リアル重量打線」の完成を夢見た。

 関係者を通じて届けられた大砲コンビのサイン色紙と山川のバットを手にした大学通算45本塁打の三男坊は「宝物にしたい。(中村、山川に)打席の中でどう考えているのかを聞いてみたい」と目を輝かせる。「ダイヤモンド一周は気持ちいい。本塁打にはこだわりたい」と渡部。偉大な兄貴たちにも負けない、大きな放物線を描く。(花里 雄太)

 ◆渡部 健人(わたなべ・けんと)1998年(平10)12月26日生まれ、神奈川県出身の21歳。横浜商大高では1年夏からレギュラーになったが、右足のケガの影響で1年冬に日本ウェルネスに転校。3年春から4番に座り、高校通算25本塁打。桐蔭横浜大では1年春から神奈川大学リーグ戦に出場。1メートル76、112キロ。右投げ右打ち。

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2020年11月16日のニュース