ソフトバンク・工藤監督は泰然 巨人との日本Sに「データに頼りすぎてもいけない」

[ 2020年11月16日 16:29 ]

練習を見つめるソフトバンク・工藤監督(撮影・中村 達也)
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 15日にペイペイドームで行われたクライマックスシリーズでロッテに2連勝を飾り、21日に開幕する日本シリーズに駒を進めたソフトバンクの工藤公康監督(57)が16日、相手を意識せずに自然体で頂上決戦に臨む意向を明言。4年連続日本一に向け「自分のチームのコンディションを上げるのがベストかなと思う」と語った。

 昨年の同シリーズの相手も巨人。ポストシーズン10連勝となる4連勝で一気に頂点を極めた。リベンジを狙う相手を意識することなく、地に足を付けて戦う方針だが、もちろん対策にもぬかりはない。今季はコロナ禍による開幕延期など大幅な日程変更により交流戦が行われず、セ・リーグ球団の情報は少ない。映像での研究など可能な限り情報収集する一方で工藤監督は「あまりデータに頼りすぎてもいけない。詰め込み過ぎも良くないのかなと思う」と初戦から打席やマウンドで実際に対戦した各選手の感覚などをも参考に策を練る方針だ。

 有利なデータもある。東京ドームが使用不可能のため、日本シリーズでの巨人の本拠は京セラドームとなるが、今季の同球場でのオリックス戦は9勝2敗でチーム防御率は1・85。それでも百戦錬磨の常勝軍団に浮かれた雰囲気はない。最善の準備をし、4年連続の頂点を狙う。

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2020年11月16日のニュース