阪神ドラ8石井 契約金1500万円、年俸550万円で仮契約「与えられたところで結果を」

[ 2020年11月16日 12:25 ]

<阪神・石井大智 仮契約>仮契約交渉を終えた石井大智(左)は山本スカウトとともに記念撮影(阪神球団提供)
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 阪神からドラフト8位指名された四国IL・高知の石井大智投手(23)が16日、高知市内のホテルで入団交渉し、契約金1500万円、年俸550万円(金額はいずれも推定)で仮契約した。背番号は未定。仮契約後にオンラインで取材に応じ「やっぱり今まで挨拶回りしてる中で実感できてなかった部分もあったが、より実感も増しました」と初々しい表情で話した。

 5年制の高専卒業では初のプロ野球選手に。最速153キロの直球を持ち、元西武の潮崎哲也氏の握りやリリースを徹底研究して習得に成功したシンカーを最大の決め球とする。「高校2年の時に持ち球でパームを放っていたんですが、落ちなくなってどうしようかなと考えていた時に、右のオーバーでシュート気味に落ちる球があれば打者も苦労するだろうなと。サイドとオーバーでは違うと思うんですけど、リリースをまねしようと思いました」と経緯を明かし、「右のオーバーハンドでシンカーを投げられる投手は少ないと思う。1軍で通用するためにもっとコントロールとかやるべき部分は多いと思うので、そこを取り組んでいきたい」と力を込めた。

 高知では主に先発だったが「(中継ぎでも)どちらでも行けると思っているので、与えられたところで結果を出していきたいと思います」と気合い十分。12球団の支配下選手では最後に指名がかかった右腕が、成り上がりを目指す。

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2020年11月16日のニュース