ソフトバンク 6連打から6連勝!工藤監督もビックリ!?「球種の待ち方も良かった」

[ 2020年10月17日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク7―3楽天 ( 2020年10月16日    ペイペイD )

<ソ・楽>6連勝を喜ぶソフトバンクナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは塩見に過去13回2/3で1得点と苦手にしていた。狙いは立ち上がり。左腕は初回失点が9と、今季イニング別で最多だったからだ。1死から6連打で4得点の攻撃を、工藤監督は「球種の待ち方も良かった。あそこまでつながるのは見た記憶がない」と絶賛。それぞれの安打に根拠があった。

 (1)傾向 川島は2―2からの5球目、高め直球を左前打。7月9日の対戦では2ストライク後の直球勝負が5度もあった。柳田は外角スライダーを軽打で左前へ。今季6打席の対戦で16球中、直球は5球しかなかった。

 (2)修正 グラシアルはフォークを左前打。直前にワンバウンドの同球種を空振りしていた。修正して放った先制打に「チャンスで還すことができて良かった」。栗原もフォークを捉えて右前適時打とし「いい流れに乗れた」。7月9日は空振り三振、8月8日はファウル。成長を示した。

 (3)準備 中村晃は浮いたカーブを右前適時打。立花打撃コーチは「高いと思ったら打つ」と100キロ前後のカーブの対処法を挙げていた。仕上げは松田宣。ツーシームを左前に運び「みんなでつなぐ意識でできた」。追い込まれる前に仕留めた。37歳のベテランは、3回には8年連続2桁本塁打となる10号2ランを放った。

 6連勝、今季最多の貯金19を生んだオール単打の6連打。首位チームの凄みを感じさせた。(川島 毅洋)

 ▼ソフトバンク・ムーア(7回6安打3失点で5勝目)この時期に優勝争いができている。素晴らしい。一試合一試合、自分のできることをやる。

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