DeNA・ソト 巨人1、2番の快足コンビの足に惑わされる

[ 2020年10月8日 19:17 ]

セ・リーグ   DeNA―巨人 ( 2020年10月8日    東京D )

<巨・D>2回2死二塁、松原のニゴロをホームに送球したソト (撮影・森沢裕)
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 巨人の1、2番コンビのスピードに、DeNA・ソトは完全に惑わされた。

 2回2死二塁。巨人の攻撃で打席には2番・松原がいた。詰まった打球は二塁ベース寄りへ。逆シングルで捕球した二塁手のソトだったが、俊足の松原とあって一塁は間に合わない。ソトはすぐに視線を二塁走者の吉川尚へ向けた。

 こちらも俊足。三塁の後藤コーチはグルグルと右手を回しており、ソトが捕球した時点で三塁を回りかけていた。

 ソトはすぐには送球せず、挟殺プレーに持ち込もうと走者を追い込みにいった。走って走者に近づいていったが、吉川尚はまるでストップする気配がなく、一目散に本塁へ。この時点になってソトは慌てて送球したが、間に合わなかった。記録上は二塁への適時内野安打となった。

 ソトにしてみれば、打球が中前に抜けなかったことで、走者は一度、ストップすると判断したのだろう。しかしトップスピードに乗っていた吉川尚は一直線にホームへ。そのスピードに完全に惑わされた。

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2020年10月8日のニュース