西武・平良 今季42戦目で初勝利!14戦連続無失点、圧巻防御率1.79

[ 2020年10月8日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―3ソフトバンク ( 2020年10月7日    メットライフD )

8回に登板し、今季初勝利の西武・平良
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 ギアを上げた。2死球で自ら招いた8回2死一、二塁。西武・平良は白球に気迫を込めた。この日最速157キロの直球などで周東を1ボール2ストライクと追い込み、最後は外角スライダーで見逃し三振。打線が直後の攻撃で勝ち越して待望の今季初勝利が転がり込んだが「初勝利については意識は全くない。次の登板はピシャリと抑えます」と反省を忘れなかった。

 セットアッパーとして成長を続ける右腕が、今季42試合目の登板での初勝利。これで14試合連続無失点となり、防御率も1.79と抜群の安定感だ。プロ3年目ながら、新人王も視野に入ってきた成長株は、いまやブルペンに欠かせない存在だ。

 首位・ソフトバンクを相手に2連勝。すでにリーグ3連覇は絶望的な状況ではあるが、成長途上の右腕にとって「消化試合」はない。辻監督も「(2番手の)平井が踏ん張ってくれて、ギャレット、平良、(守護神の)増田まで、救援陣が頑張った」と目を細めた。

 ▼西武・木村(同点の8回2死三塁から決勝の左中間二塁打)一番速い真っすぐだけ待った。相手(モイネロ)はいい投手。そこは割り切った。自分のタイミングで振れた。

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2020年10月8日のニュース