阪神・岩田　勝利投手まであと1死で逆転許し降板　2勝目消滅「とにかく悔しい」

セ・リーグ   阪神3－9広島 （ 2020年10月7日    マツダスタジアム ）

＜広・神（19）＞　2回無死一、二塁、岩田は堂林に同点の左前適時打を浴びる　（撮影・平嶋　理子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　あと1死で粘れなかった。阪神・岩田は勝利投手の権利目前の5回に逆転を許し4回2/3を6安打5失点。「粘り切ることができずとにかく悔しい」と唇をかんだ。

　最後までリズムをつくれなかった。2回に2点の援護をもらいながら、直後のマウンドで先頭打者に四球を献上するなどピンチを招いて長野、堂林の連続適時打で瞬く間にリードを吐き出した。再び1点リードし、4回まで走者を出しながら耐えていたが、5回に力尽きた。2死一、二塁から会沢に2球目のツーシームを右翼線へ運ばれる二塁打で2者の生還を許して逆転。手にしかけていた2勝目は消失した。

　矢野監督から「ちょっとコントロールが悪すぎたわな。思うところにいっているボールが少なすぎた」と指摘されたように、序盤からボールを操ることができず苦しい投球に終始。6回2/3無失点で今季初勝利を挙げた前回1日の中日戦に続く快投とはいかず、今季初黒星を喫した。　（遠藤　礼）