“奇策の本家”レイズ 外野4人シフトでヤンキース下す 筒香は代打で凡退

[ 2020年10月8日 02:30 ]

ア・リーグ地区シリーズ第2戦   レイズ7―5ヤンキース ( 2020年10月6日    サンディエゴ )

<レイズ・ヤンキース>4回、代打で左飛に終わった筒香(AP)
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 レイズは外野4人シフトで「奇策」をやり返した。3点リードの8回、先頭の3番ヒックスが打席に入った場面だ。二塁手B・ローが右翼へ。右翼手が右中間寄り、中堅手が左中間寄り、左翼手は左翼線寄りに動いた。

 長打警戒に加え、3番手右腕アンダーソンが速球を駆使してフライを打たせる投手であることも理由。狙い通りヒックスは中飛に封じ、4番ボイトは見逃し三振。その後は通常の守備位置に戻した。

 投手陣は9イニングの試合ではポストシーズン最多記録の18奪三振。キャッシュ監督は「探り合いになったしチェスのようなゲームになった」と、したり顔だ。奇策は低予算球団レイズのお家芸。18年から「オープナー」を採用する本家に軍配が上がった。筒香は1点リードの4回2死一、二塁に代打で地区シリーズ初出場を果たしたが、左飛に倒れた。(奥田秀樹通信員)

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