中日・シエラ 先制打含むマルチ、恩師・李鍾範氏に感謝「すべてのアドバイスが役立っている」

[ 2020年10月6日 22:08 ]

セ・リーグ   中日4―0ヤクルト ( 2020年10月6日    ナゴヤD )

<中・ヤ>先制打を放ったシエラ(左)と勝ち星を挙げた勝野は、サムアップポーズで勝利を喜ぶ(撮影・椎名 航)
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 チームを3位浮上に導いた勝利は、恩師への感謝も込められていた。

 中日・シエラが本拠地デビュー戦で決勝打を含むマルチ安打と大活躍。2回無死一塁から左中間を破る適時二塁打で先制点を奪うと、8回には左前打。

 ナゴヤドームで初めてのお立ち台に立ち「とてもうれしいです。チームの勝利に貢献できるよう集中した」と笑みを浮かべた。

 打席に立つ際、装着する肘当て、すね当てにはハングル文字で「シエラ」の名前が刻まれている。9月まで研修コーチとして、ファームで指導していた李鍾範氏からもらったものだ。

 2軍戦で死球が増えても「付けるのが好きじゃない」と装着していなかったシエラに小さくて動きやすい物をプレゼントしてくれた。

 異国の地で開幕からファーム暮らしが続いたが、李鍾範氏からは度々、「シーズンは長い。落ち着いてやれ」などアドバイスをもらい、食事にも招待してもらったという。

 恩師は9月に研修コーチを終え、韓国に帰国。「感謝の言葉しかない。すべてのアドバイスが役立っている。感謝の気持ちを伝えたい」とシエラ。

 韓国にもきっとこの日の活躍は届くはずだ。

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2020年10月6日のニュース