巨人・岡本VS阪神・大山の本塁打王争い 原VS掛布の再現なるか?

[ 2020年10月6日 05:30 ]

巨人の岡本(右)と、阪神の大山
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 【Weekly Data展望】各チーム残り30試合以下となり個人タイトルの行方も気になってくる頃、今季は本塁打王争いが熱い。セは岡本(巨)と大山(神)がデッドヒート。5日に大山がトップ岡本の目の前で今季24号を放ち、追いついた。このまま巨人と阪神の選手が本塁打1、2位となれば、10年の1位・ラミレス、2位・ブラゼル以来で、日本人同士となれば82年の1位・掛布雅之、2位・原辰徳以来38年ぶりだ。両球団の最近の日本人本塁打王は巨人が02年の松井秀喜、阪神は前記の掛布となっている。伝統ある2球団のレジェンドに並ぶのはどちらの大砲か。両雄が並び立てば37年春の中島治康、松木謙治郎以来83年ぶりとなる。

 岡本は8月までに18本塁打。大山に5本差をつけていたが、9月以降は本塁打率(打数÷本塁打数)16.8とやや停滞気味。逆に大山は9月に自己最多タイの9本塁打を放つなど本塁打率10.3とペースアップ。カード別で最多の8本塁打を記録している広島戦も7試合ありチャンスは十分だ。昨年、一昨年のソト(D)も残り30試合以降に逆転して本塁打王になった。阪神の本塁打王は86年3冠王のバースが最後。セで最も遠ざかっている状況を打破できるか注目したい。

 また、パでは大阪桐蔭出身の浅村(楽)と中田(日)が上位を争う展開。中田は12年に6学年先輩の中村(西)に3本差でキングを逃し2位だった過去がある。今回の相手は1学年下の浅村。先輩の意地で逆転したいところだ。(記録課・八田 朝尊)

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