責任痛感 阪神・福留が謝罪「一番の年長者でルールを破ってしまった」

[ 2020年10月6日 05:30 ]

鳴尾浜球場でキャッチボールする福留(代表撮影)
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 阪神の5選手が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者もしくは球団が濃厚接触者扱いとした福留孝介外野手(43)ら6選手が5日、鳴尾浜球場で自主練習を再開した。現役最年長43歳の福留は球団のルールを破る8人で会食し、多大な影響を及ぼした軽率な行動を謝罪した。

 「一番しっかりしなければいけない立場。一番の年長者でルールを破ってしまった。そこに対して本当に申し訳ない。全員が気を付けている中でそういうことを行ってしまったというのは深く反省しないといけない」

 名古屋遠征中の9月19日、最大4人とした球団のルールを超える8人で飲食店を借り切って会食した。参加者から岩貞、陽川、糸原、スタッフ1人の感染が東京遠征中の同25日に発覚。別の店で会食した4人のうち、馬場、浜地も陽性で計5選手、スタッフ2人という集団感染に発展した。福留ら4選手は濃厚接触者には指定されなかったが、球団独自の判断で同等の扱いとなり、今月4日に帰阪するまで都内のホテルに隔離されていた。

 阪神は規律違反を犯した会食参加者に対し「球団の規則にのっとり、厳正に対処していきます」と処分を下すことを明らかにした。その対象となる福留は「僕らは一日でも早く体の状態を整えてプレーして、迷惑をかけた分はグラウンドで返せるようにやっていく」と神妙に話した。

 都内で入院していた感染者の陽川と馬場はこの日帰阪。他の感染者とともに引き続き管理保健所、NPB専門家チームと相談の上、今後の行動を決める。

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2020年10月6日のニュース