プロ野球選手会 高野連に1億円寄付 都道府県独自の代替大会などを支援

[ 2020年6月15日 13:58 ]

甲子園球場
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 日本プロ野球選手会の臨時大会が15日、オンラインで開催され、夏の甲子園大会を中止した日本高校野球連盟に寄付を行うことを正式決定した。

 寄付総額は1億円。25日に炭谷銀仁朗選手会長と日本高野連の八田英二会長が記者会見を行う。

 寄付は、47都道府県が独自に行う無観客での代替大会などを支援するもの。各都道府県に均等に寄付する予定で、配布した文書では「特に野球部員生活の集大成となる3年生をはじめ、球児たちに少しでもグラウンドで輝く機会を提供したいという、現役プロ野球選手の想いを反映したものです」とした。

 また、臨時大会ではシーズンが短縮されることに伴う登録日数のカウント方法について隔たりがあることについてNPB側と協議を進めていくことを決議。FA取得条件などに大きく影響するだけに、16日のNPB側との事務折衝でも話し合う。

 「選手も選手生命に大きく影響するルールについては、選手にも譲れない部分がある」と炭谷銀仁朗選手会長。

 この議論が棚上げされたままの場合、開幕を迎えることを拒否するかについては出席した全選手が否定。開幕に向けて努力することを確認し、開幕後も話し合いを継続していきたい意向だ。

 また、開幕日を決めるにあたってのNPB側の会議などに選手会が参加できなかったことで、多くの選手から「残念だ」との声が聞かれたという。

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2020年6月15日のニュース