中日・梅津　滑り込み！5連続Kでつかんだ開幕ローテ「直球が力強く腕を振れた」

練習試合   中日2―2DeNA （ 2020年6月14日    ナゴヤD ）

力投する中日先発の梅津（撮影・椎名　航）
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　中日・梅津が開幕ローテーションに滑り込んだ。2回にロペスに先制ソロを浴びた後、次打者の宮崎から5者連続三振を奪うなど5回を2安打1失点、6奪三振。開幕3戦目、21日ヤクルト戦（神宮）の先発切符を手に入れた。

　「最少失点に抑えられたのが一番良かった。本塁打は打たれたが、前回よりアピールできた」

　前回7日の西武戦は2回に集中打を浴びて4回4失点。開幕前最後の実戦で求めたのは結果だった。初回は先頭打者にいきなり四球を与えるなど、変化球にはばらつきがあったものの「何とか真っすぐで押していけた。直球が力強く腕を振れた」と振り返った。3回1死ではこの日最速152キロの外角直球で梶谷を見逃し三振。打っては2回、右ゴロに倒れる珍プレーもあったが、マウンドでは強力打線を抑え込んだ。

　1年目の昨季は1月に右肩を痛め、夏場まで2軍暮らし。今春キャンプは1軍で迎えながら右肘の張りで調整ペースを落とし、当初予定の3月20日開幕なら間に合っていなかった。「去年と比べると立ち位置は違う。ルーキーではないので、大野雄さんや柳さんのように1年間投げたい」。次代のエース候補に強い自覚が生まれてきた。（徳原　麗奈）

　◆梅津　晃大（うめつ・こうだい）1996年（平8）10月24日生まれ、宮城県出身の23歳。仙台育英で2年春のセンバツに出場。東洋大では上茶谷（DeNA）、甲斐野（ソフトバンク）らと同期で4年時に大学選手権に出場。18年ドラフト2位で入団。プロ通算成績は6試合で4勝1敗、防御率2・34。1メートル87、90キロ。右投げ右打ち。