「聖地」紀三井寺1カ所開催「区切りの熱い夏に」 高校野球和歌山独自大会発表

[ 2020年6月15日 18:42 ]

和歌山独自大会の開催を発表する和歌山県高野連の愛須貴志会長(右)と伊藤誠悟理事長(15日、和歌山市の朝日新聞和歌山総局)
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 和歌山県高校野球連盟は15日、和歌山市内で業務執行理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で中止となった今夏の高校野球和歌山大会に代わる独自の大会を7月18日から8月5日まで開催することを決めた。大会はトーナメント形式で1回戦から決勝まで行い、優勝を争う。大会名称は「2020 夏 高校野球和歌山大会」と決めた。

 会場は例年通り、和歌山市の紀三井寺公園野球場1カ所とした。全国の地方大会で会場が1カ所なのは和歌山県だけで、愛須貴志会長は「和歌山県の高校球児にとって、聖地と言える紀三井寺で3年生最後の大会を開くことに教育的効果もあると判断した」と話した。遠方からの移動で感染リスクを懸念したが「各校に問い合わせてみたが、全校が“ぜひ紀三井寺でやりたい”との返事だった」。加盟する全39校から参加への前向き回答を得ているという。

 1会場での開催とあって、例年通り、地元のテレビ和歌山、ラジオの和歌山放送が全試合中継に向け、準備に入っている。

 日程面では各校の期末試験など考査期間への配慮を行う。休養日や予備日を5日間設け、連戦は最大2日間となる。

 組み合わせ抽選会は今月26日、各校の野球部長が出席して行う。

 ベンチ入り登録は20人で、試合ごとの変更を認めた。7回以降7点差でコールドゲームだが、従来あった「5回以降10点差」は廃した。伊藤誠悟理事長は「3年生に少しでも出場機会を与えたいと考えた。7回までならば、監督さんも起用法を検討できる」と話した。

 原則、無観客試合だが、登録外選手、引率教員、保護者らの入場は認める。

 自身も田辺で選手、監督も務めた愛須会長は「3年生たちが一つの区切りをつけるためにも、開催を決めた。3年生たちが懸命に戦う姿を見て、1、2年生が来年につなげていくということに意味がある。姿勢や伝統を引き継いでいってほしい」と話し、大会名にこめた「熱い夏」へエールを送った。 (内田 雅也)

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