DeNA・平良 5回1失点の好投 7年目初の開幕ローテ入り「責任感を持ってやりたい」

[ 2020年6月15日 05:30 ]

練習試合   DeNA2―2中日 ( 2020年6月14日    ナゴヤD )

力投するDeNA先発の平良(撮影・椎名 航)
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 表情に自覚がにじんだ。自身初の開幕ローテーション入りを決めているDeNA・平良が、開幕前最後の登板で5回1失点の好投。「7年目で初めてなので、責任感を持ってやりたいと思います」と意気込みを語った。

 初回1死一、三塁からビシエドをシンカーで二ゴロ併殺打に封じた。昨季から取り組んできた右打者へのシンカーを多めに投じ「アクセントになったかなと思います」。毎回走者を出しながらも粘り、失ったのは5回、アルモンテの一ゴロの間の1点のみだった。

 そのポテンシャルを高く評価するラミレス監督は「10勝以上できる能力があるし、年々良くなっている。だから、開幕に合わせてローテーションを守る準備をしてもらいたかった」と今永、浜口に続き早々に開幕ローテーションに指名していた。期待通りに83球で準備を完了した24歳に「非常にいい形で今日の登板を終えたと思う。100%に近い」と信頼を口にした。

 開幕3戦目となる21日広島戦(横浜)の登板が有力な平良は「少しでも多く勝てるようにしたいし、今までは短い回で代わることが多かったので、長い回を投げてチームに貢献していきたい」。左腕王国と呼ばれるチームの中で、侍ジャパン・稲葉監督も注目する右腕が飛躍のシーズンに臨む。(町田 利衣)

 ◆平良 拳太郎(たいら・けんたろう)1995年(平7)7月12日生まれ、沖縄県出身の24歳。北山では甲子園出場なし。13年ドラフト5位で巨人に入団。17年1月に巨人にFA移籍した山口の人的補償でDeNAに移籍。プロ通算成績は33試合で11勝13敗、防御率4・25。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。

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