楽天・内田　特大弾で2年ぶり開幕1軍当確　三木監督「良い姿を見せてくれている」

練習試合   楽天9－2ヤクルト （ 2020年6月14日    神宮 ）

＜練習試合　楽・ヤ＞4回無死、左越えソロを放つ楽天・内田（撮影・島崎忠彦）
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　楽天・内田にとって2年ぶりの開幕1軍を決定づける特大弾だった。4回の守備から出場し、裏の攻撃で迎えた第1打席。寺島が投じた高めの直球をフルスイングした。「手応えは良かったです」。真芯で捉えた打球は、左翼席最上段へ。開幕前の最終戦でも自慢の打棒を見せつけた。

　アピールに成功した。練習試合は20打数9安打3打点、2本塁打と結果を残し「バッティングは持ち味を出せた」と胸を張る。オープン戦も打率・333、4打点、1本塁打。昨季は開幕直前に2軍降格を命じられたが、三木監督は「良い姿を見せてくれているし、きっかけをつかみつつある。1軍でやってもらおうと思っている」と明言した。

　オフに弟子入りした浅村の助言の効果もあり、秘めていた能力が開花しつつある。昨季は2軍監督として指導した指揮官も「昨年とは違う。勝負はここから。チャンスをつかんでほしい」と期待を寄せる。「スタートから出たいし、レギュラーを獲りたい」と内田。有望株からの脱却を目指す大砲が、次のターゲットに照準を合わせた。（重光　晋太郎）