八戸学院大・大道 8球団スカウトの前で3回零封4K!150キロ「1試合で2度出たのは初」

[ 2020年6月15日 05:30 ]

練習試合   八戸学院大6―3青森大 ( 2020年6月14日    メイプルスタジアム )

<八戸学院大・青森大>力投する八戸学院大・大道(撮影・会津 智海)
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 今秋ドラフト上位候補の八戸学院大・大道温貴(はるき)投手(4年)が14日、青森県内で青森大との練習試合に先発し、3回を1安打無失点4三振を奪う力投。本格派右腕は8球団のスカウトが視察する中、自己最速タイの150キロを計測し「いつ見られてもいいように調整してきた。質の良い球を投げる意識だったので、150キロは驚いた。1試合で2度出たのは初です」と笑顔がはじけた。

 春日部共栄(埼玉)時代は直球一本やりだったが、大学の2学年先輩で左腕の高橋優貴(現巨人)がスライダーを武器にする投球を見て、変化球の必要性を痛感した。自身もスライダーを本格習得。リーグ戦では通算20勝だった高橋に3年時で並ぶ勝利数を挙げている。

 オリックスの上村和裕スカウトは「直球で勝負にいけている。打者が受け身とみるとテンポを上げるなど、余裕を感じさせる」と話し、広島・近藤芳久スカウトも「全国でもなかなかいないレベル」と絶賛。さらに評価を上げ、プロの門を叩く。(柳内 遼平) 

 ◆大道 温貴(おおみち・はるき)1999年(平11)1月20日生まれ、埼玉県出身の21歳。小学2年生から野球を始める。八幡木中で捕手から投手に転向し、埼玉県選抜メンバーに選出。春日部共栄では2年春からベンチ入りし、甲子園出場なし。八戸学院大では1年春からベンチ入りし、北東北大学リーグ通算20勝。1メートル77、80キロ。右投げ右打ち。

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