巨人 スカウト大刷新!現場目線で即戦力発掘 水野コーチ、高田氏ら5人異動

[ 2020年4月2日 05:30 ]

1日付けでスカウトを兼務することになった水野巡回投手コーチ(左)
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 巨人がスカウト部門の大幅刷新を図ったことが1日、分かった。1日付で水野雄仁巡回投手コーチ(54)、昨季まで2軍監督を務めた高田誠ファームディレクター(55)らがスカウト陣に加わり、現場目線で即戦力の発掘を狙う。近年は指名選手の入団直後の故障も多く、人員増加でチェック機能も強化。新年度初日に改革に踏み切った。

 実りの秋、その先の来季の戦力充実を見据え、原巨人が大きく動いた。かねて原監督が「来季へのスタートがドラフトかな、と僕はいつも感じています。非常に大事なものだと思う」と重要視してきたドラフト戦略。スカウト部門でこの日、計5人が絡む異動が行われた。

 水野巡回投手コーチがスカウトを兼務し、昨季まで2軍監督の高田ファームディレクターが同部門に加わる。まさに「現場の目」である2人が全国の逸材をチェックすることで即戦力を探り、指名の順位付けなどに生かす。特に山口がブルージェイズに移籍した今年、オープン戦期間中に先発6枚が固まらなかった投手力の強化は不可欠な状況。近未来の「投手王国」を見据えた大改革でもある。

 昨秋の反省も生かす。指揮官は「ケガは職場放棄」とコンディショニングを最重要視してきたが、昨秋ドラフト1位の堀田は1月の新人合同自主トレ中に右肘の炎症を発症。現在も実戦復帰のメドは立っていない。即戦力として期待された同2位・太田はコンディション不良でキャンプはファームスタート。初実戦は3月12日の紅白戦と大きく出遅れた。

 そこでクロスチェック機能を強化するべく、大塚淳弘球団副代表・編成担当がスカウト部門を兼務して全体を統括。視察現場のまとめ役として榑松伸介編成本部課長・プロスカウトがスカウト部次長に就任した。榑松氏は高橋前監督の政権下ではGM補佐・監督担当を務め、過去にはスカウトも歴任。長谷川国利スカウト部長は編成本部付き部長に異動となった。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月のセンバツを筆頭に各地方大会も相次いで中止となっている。夏の甲子園開催も不透明で選手の判断材料が激減することは確実で、スカウト力の真価が問われる一年。原巨人はどんな状況にも柔軟に対応する。

 【原監督復帰後の改革】

 ☆本拠地メジャー化 原監督が復帰した昨年から東京ドームのマウンドの土を硬くし、ヘッドスライディングで指を骨折する危険を減らすため塁ベースを規定の範囲内で低くするなどメジャーの球場に近づける。

 ☆シートノック免除 「試合直前にシートノックをきちんとやる文化は日本ぐらい」とナイター翌日のデーゲームで実施しない日を設定。選手は空いた時間を有効利用した。

 ☆強打の2番 2番に送りバントをしない強打者を組み込む。昨年は117試合で起用した坂本は打率・312、40本塁打で5年ぶりVに貢献。メジャーでは2番に強打者を置くチームが多い。

 ☆宮崎キャンプ 今春から4年ぶりに1、2、3軍(昨年までは沖縄始動)がそろって宮崎で始動。原監督がファームに出向き、育成選手を含めた全体の戦力を把握した。1軍ブルペンに連日、ファームから選手を呼んで投球練習させた。

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