ソフトバンク 苦しい在宅トレ…高谷は「ビリーズブートキャンプ」DVD再活用 高田は長風呂と腕立て伏せ

[ 2020年4月2日 05:30 ]

ソフトバンクの高谷
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 3月30日、ペイペイドームでの全体練習後、ソフトバンクの三笠GMから活動休止、不要不急の外出禁止、さらに1、2軍全施設の封鎖が通達された。活動再開まで、工藤監督から直々に筋肉量を落とさないフィジカルメニューが選手に届くという。しかし、ウエートルームなどがない自宅での調整は明らかに限界がある。選手からはコンディション維持を不安視する声もあった。

 この日、球団からトレーニング器具を借りる選手が続出した。今宮は両手に2キロの鉄アレイ。「動けるのは家の中だけ。誰も経験したことがない時間と調整。肩のメンテナンスくらいは、とレンタルしました」。中村晃、柳田は素振り用バットを持ち帰っていた。

 高田は長風呂と腕立て伏せ。ベテラン捕手の高谷は「ルーキーイヤー(07年)に、膝のリハビリも兼ねて買った」という「ビリーズブートキャンプ」の短期集中型エクササイズDVDを再活用して状態を維持するつもりだ。左腕の川原は大型リュックサックにメディシンボールと体幹を鍛えるチューブを詰め込んだ。「マンションの部屋で軽く壁当てとチューブトレで何とかしようと。でも隣人から苦情が出たら迷惑になるし…」と戸惑いを口にする。

 当初、開幕は昨季より早い3月20日だった。選手は例年より早めに仕上げながら、開幕予定日は二転三転。いったん、4月24日を目指す方針となったが、再延期論も浮上している。選手は逆算ができない状態だ。

 故障者の復帰プランへの影響も懸念される。エース、千賀はいまだにノースロー。リハビリ組として活動していたが、施設封鎖が長引けば充実したホークスのリハビリ器具も使えない。屋外ランニングは感染リスクが高まるだけに、リハビリに支障が出ることは避けられない。

 一方、移籍組は冷静に受け止めている。先発ローテ入りが濃厚な新外国人左腕、ムーアは「仕方ないです。やれることをやるだけです」。ヤクルトから移籍したバレンティンは静養を重要視する。「(調整法?)ないです。家から出ない。リラックスして切り替える」。延期となった米大陸五輪予選のため帰国中のキューバ代表、デスパイネとグラシアルの再来日予定も立てられない。在宅調整がいつまで続くのか。「心・技・体」全てに、不安要素しかない。(特別取材班)

 ◆ビリーズブートキャンプ 米陸軍元練兵軍曹のインストラクター、ビリー・ブランクス氏が考案した7日間の短期集中型減量プログラム。厳しい掛け声だけではなく「君ならできる!」と激励も多く、最後に「グッジョブ!」などと称賛が入る。日本では2005年から08年にかけてDVDがヒット。同氏は「ビリー隊長」と呼ばれた。

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