日本ハム・栗山監督 インターネット電話で記者会見「今から授業を始めます」

[ 2020年4月2日 05:30 ]

球団事務所の会議室と栗の樹ファームをインターネット電話「スカイプ」でつないで取材対応した日本ハム・栗山監督
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 日本ハムの栗山英樹監督(58)が1日、生活拠点を置く北海道栗山町の栗の樹ファームでインターネット電話「スカイプ」で取材に応じた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、球団が報道陣に球団施設に立ち入っての取材活動自粛を要請しているための措置。24日開幕の延期が濃厚となる中、球音到来を待ちわびる野球ファンへメッセージを送り、自ら情報発信していく考えを示した。

 札幌市内の球団事務所に集まった担当記者を前に、大画面モニターの前に笑顔の栗山監督が現れた。取材対応は上沢が千葉・鎌ケ谷の2軍施設で打撃投手を務めた先月27日以来、5日ぶりだ。「記者の皆さん、ご無沙汰しております。それでは今から授業を始めます」と冗談を交え、和やかな雰囲気で始まったオンライン記者会見。報道する立場にいた元キャスターの指揮官らしく「選手が(取材対応)できない分、僕ができる限りのことをする」と口にした。

 感染拡大が止まらない現状を憂慮する。球界でも感染者が出たことで、開幕は5月以降にずれ込むことが濃厚。「まずは命の重要さを考えながら、ともに我慢しなければいけないところはみんなと一緒に我慢する」と、改めてチーム一丸となって模範となる行動を取る考えを示した。

 先行きが見えず、活動を一時休止する球団も出てきている。日本ハムは当面は自主練習としている。「(選手やスタッフ、その家族を)守る責任も自分にはあると思っている。そういったものも含めて順番を決めて、指示を出していくつもり」と今後も冷静に状況を見極めて判断する。

 本来なら開幕して4カード目に突入しているはずだったが、球音が聞こえない日々が続く。「4月に入ってまだ試合ができていないのは初めて。もう少しだけ、みんなで我慢をして試合がスタートしたら喜んでもらえるように魂を込めた試合をしっかりしていきたい」とファンへメッセージを送った。当面は暗い話題が続きそうだが「可能性のある選手たちがいる。びっくりするような形のシーズンにしてくれると信じている」と開幕後の新星誕生を期待した。

 球団公式ユーチューブでは、栗山監督が出演する「寺子屋ファイターズ」が開校。自ら子供たちに向けて分かりやすく「論語」などを教えている。開幕が長引けば「栗山先生」の出番も増えそうで「何個か撮りためている。(球団から)やめろと言われるまでやります」と意欲的に話した。今後もさまざまな形で指揮官が登場する機会が増えそうだ。(東尾 洋樹)

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