侍ジャパン4番候補の広島・鈴木誠 五輪延期に複雑胸中「仕方のないこと」

[ 2020年3月25日 05:30 ]

<広・ヤ>2回、鈴木誠は左前打を放つ(撮影・奥 調)
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 広島・鈴木誠也外野手(25)は24日、東京五輪の1年程度の延期について言及し、「仕方ない」と複雑な胸中を吐露した。侍ジャパンの4番最有力候補として他競技選手の心情も思いやった。一方で4月24日の開幕を目指す方針が固まった公式戦については心配無用を強調した。

 延期が明らかになったのは、ナイター開催だったヤクルトとの練習試合後だった。帰途につく直前、鈴木誠は慎重に言葉を選びながら五輪延期に触れた。

 「五輪は特別。東京でやれるということもある。いつやるかは分からないけど、(今年で)26歳でまだ若いし…。1年というのは大きい。今年ケガをして、どうなるかも分からないですし。決まってしまったことなので…。(コメントするのは)難しいですね」

 昨年11月のプレミア12では、侍ジャパンの4番として世界一に貢献。代表での存在感を高めたまま、2020年の五輪に向かうはずだった。「仕方のないことだと思う。難しいシーズンになると思ってやっていた。五輪がなくなって…。(どうなるか)まだ分からないです」。そして、今年同じ日の丸を背負うはずだった他競技の選手を思った。

 「野球はシーズンと五輪と2つあったけど、他競技の選手は、4年単位でそこに懸けている。仕方のないことですけど、残念だな…と思います」

 一方、プロ野球のシーズン開幕は、4月24日を目指す方針に決まった。本番は早くても1カ月先となる状況には、心配無用を強調した。

 「また(開幕日が)伸びる可能性はある。考えすぎないようにしたい。正式的に決まってくれれば、2、3日前でも気持ちは入る」

 ヤクルトとの練習試合には先発して、3打数1安打。きょう25日の同戦が終われば、練習試合はいったん休止となる。実戦勘の不足も懸念される状況でも「正直、いまはモチベーションを保つのが難しい。少し休んでも感覚が変わるわけではないし、気持ちを1回リセットできる」とメリットに触れた。国難にも言い訳せず、与えられた環境での最善策を考え抜いていく。(河合 洋介)

 ▼広島・会沢(東京五輪の延期方針に)選手のことを考えてくれていると思う。こればかりはどうしようもないし、最善の策を考えてくださっていると思う。

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