西武・松坂 人生を変えたセンバツ 高校球児の心境気遣い「選手思うとやはりショック」

[ 2020年3月12日 14:09 ]

15日の登板に向けランニングで調整する西武・松坂
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 「平成の怪物」西武の松坂大輔投手は12日、所沢市内の室内練習場でランニングなどを中心に軽めの調整を行った。また新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会中止となったセンバツについて私見を述べた。

 「昨日(11日の)の一報を聞いてショックでした」とした上で「周囲は“夏に向けて切り替えて”と言うかもしれないけど、選手たちは難しいんじゃないか。甲子園の成績は人生にかかわってくる。だから“切り替えて頑張ってくれ”とは僕は簡単に言えない」と複雑な表情だった。

 自身は横浜高で98年センバツに初登板し、決勝までの5試合を1人で投げ抜き3完封で頂点に立った。「平成の怪物」への道の始まりとなった。「1人で勝てたわけではないが、(センバツが人生を)変えてくれたというか、変わりました。だから、選手のことを思うとやはりショックです」と続けた。

 今後は、15日のヤクルトとのオープン戦(メットライフドーム)に2番手以降で登板する予定。 

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