MLB コロナ感染拡大なら開幕戦開催地変更も ワシントン州では緊急事態宣言…イチ始球式どうなる?

[ 2020年3月12日 02:30 ]

大リーグ開幕カード開催地のコロナウイルス感染者分布
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 大リーグが26日(日本時間27日)に全30球団一斉に迎える公式戦開幕で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で本拠地開催が困難な場合、相手チームの本拠地に開催地を変更する可能性が浮上していると10日(同11日)、AP通信が報じた。

 大リーグ機構は各都市の当局が観客の前でのプレーが安全かどうか判断してほしいとしている。開幕カードが行われる地域では、ワシントン、ニューヨーク、カリフォルニアの3州で100人を超える感染者が出ている。一方、オハイオ州は10日現在で感染者の報告がなく、イリノイ州も11人と、現状で中地区への影響は少ない。

 緊急事態が宣言されているワシントン州では、ジェイ・インズリー知事が11日にも250人以上が集まるスポーツイベント等の開催制限を発表する見込みと、地元紙シアトル・タイムズが報じた。シアトルに本拠地を置くマリナーズは、現在キャンプを張るアリゾナ州に残って開幕を迎える案もあるという。

 マリナーズはレンジャーズと地元で開幕4連戦が組まれている。開幕戦で球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が始球式を務める予定で、27日(同28日)の2戦目は菊池雄星投手の先発が確実になっており影響が懸念される。

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2020年3月12日のニュース