広島・高橋樹 急きょ登板も中軸3人斬り!今春対外試合、5戦7イニング連続無失点

[ 2020年3月12日 05:30 ]

オープン戦   広島1―7DeNA ( 2020年3月11日    横浜 )

<D・広>広島2番手・高橋樹(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 広島・高橋樹がまた快投を演じた。先発・遠藤のKOを受け、DeNA戦の4回に急きょ登板し、丁寧に低めを突いてオースティン、佐野、宮崎の中軸をわずか10球でピシャリ。初の開幕1軍入りに前進した。

 「結果を求め、ゼロに抑えてやるという気持ちで投げた。直球も変化球も低めに投げられたので継続したい」

 感慨に浸りながらの登板だった。大震災が起きた9年前は中学1年。花巻市内の実家では揺れで家財道具が倒れたという。両親が亡くなった同級生もおり「忘れられない。野球ができることに感謝して頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 高卒5年目の春の進化は著しく、これで今春の対外試合は5試合7イニング連続無失点。「開幕1軍が目標なので、制球を大事にして一生懸命アピールしていきたい」と力を込めた。

続きを表示

2020年3月12日のニュース