阪神・糸原&梅野“初モノ打ち”!イノーアから連続二塁打

[ 2020年3月12日 05:30 ]

オープン戦   阪神3―1ヤクルト ( 2020年3月11日    神宮 )

<ヤ・神>4回2死、糸原は右中間二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 猛虎打線が、昨季までは苦手とした「初モノ」に牙をむいた。ヤクルト先発は開幕ローテーション入りが予想される新助っ人右腕のイノーア。初対戦の相手に対し下位打線が奮起した。2回1死から7番糸原が粘った末の9球目速球を捉え右前打。その後、敵失で三進し9番木浪の一ゴロの間に先制のホームを踏んだ。

 「粘りながら自分らしく打てた。(2打席目は)積極的にいって長打が出た。いい感じになってきている」

 初対戦で感じた手応えを続く打席でも証明。4回2死から146キロ速球を捉えた一撃は右中間フェンスを直撃する二塁打。続く梅野は初球の速球を捉え、こちらも右中間フェンスを直撃する適時二塁打を放った。8番を打つ正妻もレベルアップを誓った。

 「下位で(点を)取っていけたらこういうゲームになる可能性もある。嫌な下位打線だなと思われるぐらいでいければいいと思う」

 昨季は、阪神戦に初登板初先発した20人の投手に対し8勝を献上。だが、今年は違うところをオープン戦とはいえ、初戦で示した。

 シーズンを見据える矢野監督も収穫を口にした。「雑にいくと術中にはまるかなという感じがある。投げるテクニック的なものは持っている投手。(この時期に対戦できたのは)プラス」。本番へ向け準備を進める猛虎が“初モノ打ち”で自信をつかんだことは確かだ。(山本 浩之)

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