プロ野球 日本シリーズ繰り下げ“本格検討”11月末にずらせば球宴、CS中止せず143試合可能に

[ 2020年3月12日 06:00 ]

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕を延期したプロ野球が、日本シリーズ日程の繰り下げを本格検討していることが11日に分かった。今年の日本シリーズは11月7~15日を予定。同21~29日の日程に繰り下げることで2週間の余裕が生まれ、オールスター戦やクライマックスシリーズを短縮・中止することなく、延期分の再編に充てる考えだ。

 この日は12球団の営業担当者会議が行われ、12日の12球団代表者会議で議論する公式戦再編日程の土台が話し合われた。3月20日から延期された開幕日は、4月3、10、17、24日の同じ金曜日をベースにしたパターンが作成された。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「コロナウイルスの感染状況を見ながらなので、それは難しい」と話し、代表者会議でも何日の開幕を目指す、と決めるのは難しい状況だ。時間的に余裕のない3日は困難で、最短で有力な10日、もしくは17日が現実的な選択肢になる。17日までに開幕できれば、11月7日からの日本シリーズを2週間ずらすことでCSやオールスター戦を短縮・中止することなく、全143試合行える試算である。

 日本シリーズの日程変更は、巨人の本拠・東京ドームで都市対抗が11月22日から、ヤクルトの本拠・神宮では明治神宮大会が同20日から組まれるなど、使用球場の問題があった。ただ、球界関係者は「本拠地でやれることが第一だが、143試合、そしてCSもしっかりやることが大事」と話す。シリーズ進出チームの本拠地が使用できないときは、他球場での開催を模索し、最悪の場合には収容人数の多い地方球場も選択肢に挙がるという。11年に東日本大震災で開幕が延期された際も、日本シリーズの繰り下げでCSを含めた全日程を消化した。

 全日程消化期限について、井原事務局長は「11月中に、ということで考えています」と明かし、参稼報酬期間外となり、選手会の同意が必要となる12月までずれることには否定的な見解を示した。仮に第7戦までもつれれば、11月29日決着は日本シリーズ史上最遅決着となる。感染状況をにらみながらの作業となるが、可能な限りの手を探り、事態の改善を待つ。

 ▽2011年のプロ野球 3月11日に起きた東日本大震災に伴い、開幕日が両リーグとも3月25日から4月12日に延期された。試合数を減らさず各チーム144試合行ったため、リーグ閉幕はパが10月22日、セが同25日にずれ込んだ。クライマックスシリーズはパ10月14日、セ同15日から始まる予定だったが、ともに同29日からとなり、日本シリーズ第1戦も10月29日から2週間後の11月12日に変更された。

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