公衆衛生学専門家「試合は無観客でも選手は宿舎で一緒 リスク残る」

[ 2020年3月5日 05:30 ]

選抜高校野球 無観客試合開催で準備

 ▼東海大・金谷泰宏教授(公衆衛生学)の話 観客を入れれば声を出しての応援に加え、トイレや飲食物販売を介しての感染リスクもあり、無観客にするのはやむを得ない。ただ、試合は無観客でも選手は宿舎で一緒に生活するため、1人が感染すると周囲に広がってしまうリスクは残る。主催者や参加校は、球場や宿舎の所在地を管轄する保健所と事前に相談し、選手や関係者の感染が疑われた場合にどう対処するか、手順を確認しておくべきだ。

 ▼「高校野球の経済学」の著者で慶応大の中島隆信教授(応用経済学)の話 プロ野球は観客がいなければ収入が減るため開催を続けることは難しいが、高校野球は教育の一環だ。無観客でも、できる限り生徒に甲子園を体験させたいという日本高野連の判断は妥当と考える。ただし、選手に感染者が出た場合は中止にすべきだ。高野連にとっても、今回の判断が今後の危機管理上の一つの参考になるだろう。

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