楽天・内田 浅村“完コピ”打!理想フォームでマルチ 開幕1軍へ「打ちまくります」

[ 2020年3月5日 05:30 ]

オープン戦   楽天9-2DeNA ( 2020年3月4日    静岡 )

8回1死一塁 中前打を放つ楽天・内田 (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天・内田が、狙い澄まして逆方向に鋭い打球を飛ばした。4回、1点を勝ち越してなお無死二塁。外角のチェンジアップに対し、コースに逆らうことなくバットを振り抜いた。「最低でも走者を(三塁に)進める意識だった」。右翼線への適時二塁打でオープン戦初打点をマークすると、8回にも中前打を放って開幕1軍に向けてアピールした。

 打席に入ってからしぐさや構えたシルエットは、師と仰ぐ浅村にそっくりだ。1月の自主トレに初めて弟子入り。単純にまねをしているわけではなく、理想のフォームを追い求めた結果として「完コピ打法」にたどり着いた。「自分はどうしても上半身に力が入ってしまう。キャンプから浅村さんにもらったアドバイスを意識しています」。力感なく広角に強い打球を飛ばす打法の体得を目指す。

 昨季は開幕直前に2軍に降格し、1軍でわずか2試合の出場にとどまった。オープン戦はここまで6試合で打率・364で「打ちまくります」と宣言。7年目を迎える右の和製大砲に、三木監督は「いずれ主軸を打たなければいけない選手。期待は大きいので、もっと闘志を出してアピールしてほしい」とハッパを掛けていた。(重光 晋太郎)

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