中日・柳「呼び名は未定」の新球キラリ 西武打線料理4回1失点7K「良い感じ」

[ 2020年3月5日 05:30 ]

オープン戦   中日6-1西武(4回裏終了 降雨ノーゲーム) ( 2020年3月4日    ナゴヤD )

西武とのオープン戦に先発した中日の柳は4回を1失点の好投を見せる(撮影・井垣 忠夫)
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 “ニュー柳”を見せつけた。中日・柳は降雨ノーゲームとなったが、4回2安打1失点7奪三振。初回1死で金子を空振り三振に仕留めるなど、好投の中で光ったのが「新球」だった。

 春季キャンプは「落ちる球」の1つ、チェンジアップの精度向上に取り組んでいたが、2月23日のDeNA戦で3回6安打4失点。その後、ブルペンで阿波野投手コーチから現役時代に武器だったスクリューボールの投げ方を教わった。

 これまでのチェンジアップは「抜く」イメージで投げていたため「腕の振りが緩かった」。新球は「腕を振って遅い球を投げている。良い感じに自分にフィットしている」と好感触をつかんだ。

 強力な西武打線相手に「三振も空振りも取れた。打者も自分が求めているリアクションだった」と納得顔。開幕ローテーション入りは確実な状況で、チェンジアップかスクリューか「呼び名はまだ決めていない」という新球を武器に2年連続の2桁勝利を狙う。(徳原 麗奈)

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2020年3月5日のニュース