仙台育英が練習再開 センバツ無観客開催準備の発表受け 田中主将「感謝したい」

[ 2020年3月5日 15:49 ]

取材に応じる仙台育英の田中主将
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 無観客試合での開催を目指すことになった今春センバツに出場する仙台育英が5日、宮城・仙台市内の同校で4日ぶりに練習を再開した。

 朝、ミーティングを開催した後、ナインは個別練習で体を動かした。

 須江航監督は「仙台という土地は東日本大震災の困難も乗り越えて、成長してきた。部員全員で乗り越えていこう」と話をしたといい、「中止も覚悟していたので、無観客での開催に尽力してくださることになり、感謝したいという思い」と胸の内を明かした。

 今後は通学生をラッシュ時間帯の電車に乗せないようにするため公共交通機関を使わないようにしたり、毎日の検温も実施。時間をずらしながら少人数で練習するなど、感染予防対策を万全にして大会へ準備することになった。

 他競技の選抜大会は軒並み中止となっているだけに、「他の運動部も頑張っているので言葉では言い表せない複雑な思いはある」と神妙な面持ち。田中主将も「複雑な心境はあるが、前向きにやろうとしてくださっている状況に感謝したい。(大会自体は)たくさん変わることがあると思うけれど、僕らの目指すべき場所ややることは変わりない」と現状に精いっぱい対応していくことを誓った。

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