昨年練習試合で部員が事故死…熊本西・横手監督 甲子園切符に涙「深い悲しみと大きな希望を…」

[ 2019年1月25日 15:24 ]

昨年の練習試合でなくなった部員に手を合わせ、出場決定を報告するナイン(撮影・中村 達也)
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 第91回選抜高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園球場)の21世紀枠の3校が発表され、熊本西が選ばれた。21世紀枠で熊本勢の選出は初だ。

 熊本西は昨秋の県大会で準優勝し、九州大会では8強入りと躍進。16年の熊本地震では大きな被害を受け、困難克服も理由に21世紀枠の県推薦校に選ばれた。その矢先に、11月の練習試合で秋の大会でベンチ入りしていた2年生外野手が頭部に死球を受け亡くなる出来事があった中、吉報が届いた。

 選出が決まると、横手文彦監督は涙を流した。会見で「21世紀枠という夢の切符で春の甲子園に呼んでいただき、感謝しています」と話した。続けて「秋まで一緒に戦ってきた大切な仲間を不慮の事故で亡くしてしまいました。深い悲しみと大きな希望を前にして、戸惑う気持ちもありますが、輝く公立の星になれるよう、部員45人一丸となって甲子園で西高らしく泥くさく戦っていきます」と誓った。

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2019年1月25日のニュース