【センバツ選考事情2】横浜は及川の奪三振率に期待「全国優勝も狙える」

[ 2019年1月25日 17:41 ]

横浜・及川
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 第91回選抜高校野球大会(3月23日から4月3日までの12日間、準々決勝翌日の休養日を含む)の選考委員会が25日、毎日新聞大阪本社で開かれ、21世紀枠を含む出場32校が決定した。

 近畿同様に難航したのが関東・東京の6校目だった。東京で2番目評価の東海大菅生と、関東で5番目評価の横浜を比較検討の結果、横浜を選出した。

 磯部史雄・地区委員長によると「東海大菅生を押す声も出た」と論議を呼んだが、以下の点で横浜に落ち着いた。

 横浜は関東大会準々決勝で春日部共栄に2―9とコールド負けを喫している。しかし、神奈川大会では前評判の高かった東海大相模や慶応、さらに関東大会優勝の桐蔭学園を破り、神奈川1位となっている。

 左腕・及川が昨秋公式戦での奪三振率(9回平均の奪三振)が12・85と高く、最速152キロの速球に鋭いスライダーを持つ。磯部委員長は「関東大会の印象は悪いが、それを上回る期待感が持てる。うまくいけば全国優勝できる」と大きな期待を寄せた。

 東海大菅生は東京大会決勝で国士舘と接戦を演じている。ただし、磯部委員長は「決勝は11安打を放ちながら詰めの甘さがあった。関東と東京を比べると、関東の方がレベルが高かった」と判断した。(編集委員・内田 雅也)

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2019年1月25日のニュース