10日間の故障者リスト 大リーグ機構が15日間に戻す考え

[ 2019年1月25日 18:29 ]

大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)
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 AP通信は24日、大リーグ機構が10日間の故障者リストを以前の15日間に戻す考えがあると報じた。

 15日間の故障者リストは、2017年のシーズンから10日間に変更されたが、その結果、故障者リストに入る選手の数が増加傾向にあるとのこと。16年の故障者リスト入り選手は563人だったが、10日間に変更された17年には702人、昨季も737人となっている。

 この傾向は10日間の故障者リストが戦略として利用されている結果。頻繁に投手を入れ替えることで、休養十分の救援投手が登板機会を増やし、打者を抑えているというのが、機構側の考えだ。

 先発投手は打順3回りも満たず、短いイニングを投げて降板。その後は細かい継投で相手打線を封じるという戦略だが、これが得点力の低下につながると見ている機構側は、故障者リストを15日間に戻すことで、救援投手の登板機会を減らし、得点力の増加を狙っているのだという。

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