ロッテ福浦、今季で引退 気持ち揺らいだ2軍打撃コーチ打診「中途半端ではダメ」

[ 2019年1月25日 05:30 ]

会議に出席する福浦(撮影・尾崎 有希)
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 ロッテの福浦和也内野手(43)が24日、今季限りで現役を引退することを表明した。兼任する2軍打撃コーチとして都内のホテルで行われたコーチ会議に出席し「やりきったとは言えないけど、気持ちはすっきりしている。相談したのは家族と父親だけ。“十分じゃない?”と言われ、そうかなと思いました」と語った。

 気持ちが揺らいだのは2軍打撃コーチの打診だった。「若手を育てるには中途半端ではダメ」と思った。1月の自主トレは例年通りだったが、キャンプは指導が主になる。残りの時間で打撃練習などをやっていく考えだ。

 昨年9月22日の西武戦で通算2000安打を達成した。今季は選手としての役割もあり「一年間楽しんでやりたい。最後、打席に立ちたいよね。マリンでホームランも打ちたい」と11年4月14日の楽天戦以来8年ぶりとなる本拠地アーチを目指す。「幕張の安打製造機」と呼ばれた男は自ら終着点を決め、そこへゆっくり歩を進める。 (福浦 健太郎)

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