中日・松坂、菅野と「投げ合いたい」“平成の怪物”新元号元年で真の復活へ

[ 2019年1月25日 08:00 ]

帰国した松坂(撮影・会津 智海)
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 中日の松坂大輔投手(38)が24日、成田空港着の航空機で自主トレ先の米ロサンゼルスから帰国し、本紙の取材に今季にかける思いを語った。今季から同じ背番号18をつける巨人のエース・菅野智之投手(29)との初の投げ合いを熱望するとともに、開幕以降を見据えてスロー調整を宣言。中日にテスト入団した昨季は右肩痛から復活して6勝を挙げたが、「平成の怪物」は新元号元年に真の復活をかける。

 これまで数々の好投手と投げ合い、自らの力に変えてきた。かつての速球は投げられないが、技術の粋を集めて菅野と対峙(たいじ)することで、新たな可能性も見いだせると考える。

 オフは肩を休めることに専念してきた。昨年6月17日西武戦の試合前のブルペンで背中を痛め、先発を回避。背中の違和感はシーズン後まで消えなかった。「昨年は1月23日に中日の入団テストを受けた。そこからキャンプと、ほとんど休まず投げたことでシーズン中に一気に(疲労が)きた。今年はそれをなくさないといけない」。今月上旬からロサンゼルスで行った自主トレでは連日1時間以上かけ、肩周りや股関節強化のメニューをこなす一方、ブルペン入りはしていない。

 「(北谷)キャンプでも、2月中に実戦形式のシート打撃などに投げられれば。チームは第1クールから紅白戦をやりますが、周囲に惑わされないように、雲隠れします。極端に言えば、開幕に100にするのではなく、シーズンで投げながら上げていく意識。自分の体と話し合い、心と体をつくっていく」

 与田監督からは中6日のローテーションを期待されているが「登板数は倍以上になると思いますが、任された試合でチームの勝利に貢献することが先決。その上で試合数、イニング数を増やしたい」と焦りはない。

 新元号となる今年。あくまでシーズンに力を発揮することだけを考えて調整を進める。 (倉橋 憲史)

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2019年1月25日のニュース