阪神・鳥谷 異例!キャンプ初日から志願フルメニュー 37歳遊撃奪回へ必死

[ 2019年1月9日 05:30 ]

阪神の鳥谷
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 ショート奪回へ、異例のフルメニュー発進!阪神・鳥谷敬内野手(37)が春季キャンプ初日から若手とともにフルメニューを消化する決意であることが8日、分かった。合同スタッフ会議に出席した浜中治1軍打撃コーチ(40)が昨年中に本人と話し合ったことを明かし、容認の考えを示した。その鳥谷はこの日、今年初の対外試合となる2月14日の楽天との練習試合への出場も視野に入れ、調整を進める方針も示した。

 昨秋、矢野監督にショート復帰を直訴し、並々ならぬ決意で16年目に臨む鳥谷が、その思いの丈を物語る要望も出していたことが判明した。実は昨年のうちに浜中打撃コーチとも面談し、その席上でこう告げたという。

 「すべて最初から、若手と一緒のメニューをやりたいです」

 その行間に決意が満ちあふれる。ベテランの領域へ足を踏み入れつつある背番号1。球団の生え抜き最多となる通算2066安打を積み上げるなど、すでに実績面では超一流と言える。当然、開幕に照準を合わせた調整ペースも体に染みこんでおり、春季キャンプではスローペース調整を許される立場だ。だが鳥谷自身が、それを是としなかった。浜中コーチが、その思いを補足し、容認もした。

 「去年まではバッティング回り(の時)から外れていましたが、そこは本人の意思を尊重してあげたい。本人はもう一度、ショートに挑戦して若手と競争する気合が入っていると思う。体力が落ちているわけじゃないし、若手と一緒にやってもらおうと思います」

 北條、植田、木浪らとのショート争奪戦に参戦するのに、若きライバルたちより軽い練習メニューをこなすわけにはいかない。だからキャンプ初日の2月1日から全力で動き、全メニューを消化する決意だ。くしくもこの日、甲子園球場クラブハウスを訪れた鳥谷は言葉に力を込めた。

 「それは毎年、一緒のことですから。2月1日から動けるようにしたい。もちろん実戦についても最初(の対外試合)から出られる準備はしておきます。頑張ります」

 本人の視線は、さらに先も見据えていた。2月1日から全力……は当たり前。加えて2月14日に予定されている今年のチーム初対外試合、楽天との練習試合への出場も視野に入れ、調整を進めていく構えだ。「2・14」に対外試合出場なら、鳥谷にとっては自己最速出場の08年2月10日に迫る快速ペース。昨年が2月25日だったことを考えると、そのペースアップぶりが浮き彫りとなる。初日フルメニュー発進に、快速実戦スタンバイ――。ショート奪回を狙う鳥谷は若虎とともに汗と泥にまみれ、不死鳥の如く羽ばたいてみせる。

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