広島・大瀬良 長野に「僕がどう見えていたか聞いてみたい」

[ 2019年1月9日 05:30 ]

キャッチボールをする大瀬良 (撮影・奥 調)
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 広島の大瀬良大地投手(27)が8日、マツダスタジアムで自主トレを公開した。昨季の2冠(最多勝、勝率1位)をステップボードに、真の柱へと進化を誓う今季。現在は課題の球速低下を解消するべく、セットポジションのフォームを改造中だ。今年の漢字には信頼の「信」を挙げ、「真の信頼を勝ち取れるか、大事な年になる」と気合を入れた。

 本拠地に隣接する屋内練習場。左腕・戸田を相手の遠投は約50メートルに及び、至近距離でのキャッチボールは力強かった。元旦は午前8時から実家のある大村市のジムで始動。心は「戦闘モード」に切り替えており、充実した表情で練習を終えた。

 「また始まるな…という気持ち。体の動きや投げ始めの感じも悪くない。段階を上げていけば(キャンプに)スムーズに入れそう」

 多忙を極めた年末。表彰式やイベントが相次ぎ、練習時間の確保がままならなかった。それでも、新人王獲得によって同じ状況に陥った14年オフの経験が生きた。限られた中で動き、筋力トレーニングも昨年同時期より高強度に。成果は胸板の厚さに表れている。

 「昨季はキャリアハイの成績を残せたけど、まだ信頼を得られてはいないと思う。真の信頼を勝ち取れるか、大事な年になる」

 昨季2冠の実績を誇るエース筆頭候補。一層の飛躍を誓う今季をにらみ、フォーム改造に取り組む。ワインドアップに比べると、3〜4キロ低下するセットポジションでの球速。グラブをセットする位置や高さを試行錯誤し、「いいものを見つけたい」と懸命だ。

 「セットでの得点圏被打率が高いので改善したい。クイックなので難しいけど、難しいで片付けてしまうと成長がないので」

 大瀬良の昨季被打率は・215。得点圏になると・262まで跳ね上がる。動作解析の第一人者で、師事する手塚一志氏と取り組む改造に成功すれば、エース候補から「候補」が取れ、チームに真の柱が誕生する期待が大きく膨らむ。

 丸の人的補償に決まった巨人・長野の助言も生かす構えだ。「実績のある方。打者目線でボクがどう見えていたか、聞いてみたい。一緒に頑張りたい」。4連覇と日本一を目指す新春。右腕は共闘を誓い、今季への意気込みを新たにしていた。(江尾 卓也)

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