巨人・原監督 長野、内海に直接伝えた「そこで頑張ってくれ」

[ 2019年1月9日 05:30 ]

国際武道大での講演で長野と内海にエールを送った原監督(撮影・島崎忠彦)
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 巨人・原辰徳監督(60)が8日、客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で特別講義を行った。7日にFAで加入した丸佳浩外野手(29)の人的補償として長野久義外野手(34)の広島移籍が発表されたことに言及。新戦力の加入を「足し算」、人的補償を「引き算」の計算式に例え、トータルでプラスにするべく若手の台頭にも期待した。

 原監督の持つ、独特の「言葉力」で表現した。FA移籍と人的補償。真剣に耳を傾ける生徒の前で、計算式に例えた。

 「勝負の世界は足し算ばかりではない。引き算もある。足し算という点では丸、炭谷。引き算は長野、内海がいなくなること。私自身も潔く全てを受け止める。長野は広島カープで頑張りますよ」

 西武からFA移籍した炭谷の人的補償として内海。前日には長野の広島移籍が発表された。生え抜きのスター選手がチームを去ることになったが、5年ぶりV奪還へ「人生は勝負、トータルで足し算なのか引き算なのか。自分たちの答えを出していく」という計算がある。

 「心境的には残念。ルール上、仕方がない」と苦しい胸の内も明かした。若手の台頭を切望する球団の人的補償の対象選手は外国人選手などを除く47人で、19人がプロテクトから外れていた。2人には直接「非常に難しい状態だったけどプロテクトはできなかった。他球団が君たちを評価してくれたというのは素晴らしいこと。そこで頑張ってくれ」と伝え、エールを送った。

 自身も3度の日本一を含む7度リーグ制覇の輝かしい経歴を脱ぎ捨て、監督1年目の背番号「83」で挑む。「2人とも長きにわたってともに戦ってきた同士、戦士という中で、一抹の寂しさはある」とした上で、「平均年齢は下がった。チャンスが生まれた。チームとしては活気が出てくる」と言った。

 長野が抜けた外野手はもちろん、先発、中継ぎ、抑え、全てのカテゴリーに若手が名を連ねることを期待する。2日には神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社に初詣に出向いた指揮官。「戦力的なことから言うならば、整った。若い選手の中でレギュラーを獲ってほしい。揚々と立ち向かっていってほしい」とメッセージを送った。 (神田 佑)

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