ギータ、日本人野手最高5・7億!来季は「3割40発100打点でMVP」

[ 2018年12月22日 05:30 ]

5・7億円で契約更改した柳田は来季の目標にMVPを挙げた(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・柳田が21日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、7000万円増の年俸5億7000万円プラス出来高払いでサインした。「超人ギータ」らしい会見。「5・7になりました」と松中信彦、城島健司の5億円を抜き、日本選手で球団史上最高額となったことを明かした。12球団に枠を広げても巨人・菅野の6億円に次ぎ、現役野手最高額だ。

 昨年に結んだ3年契約は年俸変動制で、4億円とみられていた今季年俸は5億円だったことも判明。8年目の今季は自己最多の36本塁打、102打点をマークし、打率・352で首位打者、最高出塁率(・431)のタイトルも獲得した。「(球団から)数字も申し分ないと評価をしてもらったけど“これでいいんですか?”と。もっと成績を残したい」と笑った。

 来季目標は「3割40本100打点。MVPを獲りたい」。今季は21盗塁だったが「たくさんしたい」と15年以来2度目のトリプルスリーも視野に入れる。

 例年はグアムで行っていた年明けの自主トレは沖縄、広島で行う。「やっぱり、日本が好き」とおどけながら「厳しく追い込んでいく」と誓う。「現状維持では成績は下がる。それは常に思っている」。さらなる高みを目指し、チームをけん引する。 (川島 毅洋)

 ≪パでは松中が最後≫打率3割、40本塁打、100打点をマークしてのMVP受賞は過去16人(25度)。うち複数回は王貞治(巨=8度)、松井秀喜(巨=2度)、長池徳二(阪急=2度)の3人が記録している。最近は13年バレンティン(ヤ)で打率・330、60本塁打、131打点。パでは04年に3冠王を獲得した松中信彦(ダ)の打率・358、44本塁打、120打点が最後だ。

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2018年12月22日のニュース