沖縄・根差部ベースナイン初4強 仲本主将が先発&救援フル回転

[ 2018年8月23日 05:30 ]

スポニチ主催全日本学童軟式野球マクドナルドトーナメント第3日 ( 2018年8月22日 )

先発、抑えにフル回転した仲本(左)と3安打2打点の宮里
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 神宮球場など4球場で3回戦8試合と準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。3年ぶり2度目の出場の根差部ベースナイン(沖縄)は3回戦でサヨナラ勝ちを収め、富田エンゼルス(福島)との準々決勝でも主将の仲本大悟内野手(6年)が先発、抑えにフル回転し、初のベスト4に進出した。23日は神宮球場で準決勝2試合が行われる。

 変幻自在だ。ダブルヘッダーで3回戦では救援登板した主将の仲本は準々決勝で先発。右上手からスローボール、さらに下手から投げるときもあり「相手のタイミングを外すため」と胸を張った。

 4回を2失点。最終の7回にも救援して無失点に抑え、初のベスト4に導いた。遊撃が本職でソフトバンクの今宮に憧れる。「自分と同じで体は小さい。それでも肩は強いし、センスもあるから」。1番打者で2盗塁。投手では初回1死一、二塁のピンチで三塁側のボテボテのゴロを捕り、三塁にスライディングして封殺。今宮顔負けのセンスの塊だ。

 打の殊勲は3番に座る5年生の宮里だった。3回戦では7回にサヨナラ打。「調子がいい。どんどん振っていこう」と準々決勝でも3安打2打点の大活躍。初出場15年のベスト8を上回る目標を果たした金城敬監督は「あと2つ、勝ちます」と初優勝へ意欲を燃やした。(飯塚 荒太)

 ≪重量打線だ15点≫準々決勝は長曽根ストロングス(大阪)の重量打線が爆発した。初回に1点を与えたが、直後に4番・小林の中前適時打で同点に。終わってみれば15―1の圧勝劇だった。熊田耐樹監督は「奥本、阿南の5年生らが、この大舞台でよく頑張ってくれている」と満足げな表情。特に阿南は今大会14打数11安打、5本の二塁打と当たっており「7月末の高野山大会から調子が上がり維持できている。あと2試合のうちにホームランも打ちたい」と“絶口調”だった。

 ≪5年生・田上弾で創部20年目に花≫三股ブルースカイ(宮崎)は5年生捕手・田上の一発が勝利を呼び込んだ。準々決勝で同点の4回に左翼フェンスを越えるソロ。「打った瞬間に分かった。打ててうれしい」と笑顔で振り返った。創部20年目、節目の年に過去最高のベスト4入り。浅井俊博監督は「親も選手もスタッフも一体になって勝てた。準決勝でまた神宮に戻れるので必ず勝ちたい」と意気込んだ。

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2018年8月23日のニュース