4番・筒香が大仕事!満員御礼V2ラン DeNA最下位脱出

[ 2018年8月23日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA2―0巨人 ( 2018年8月22日    横浜 )

4回無死一塁、左越え2ランを放った筒香はナインに迎えられる(撮影・島崎忠彦)
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 会心の一発だ。4回無死一塁。DeNA・筒香が1ボールからの内角低め直球を、迷いなくフルスイングした。「手応えは良かったです」。バックスリーン左への26号先制2ラン。主砲の決勝弾で連敗は3で止まり、1日で最下位を脱出した。

 チームは今季、横浜スタジアムでなぜか勝てない。23勝34敗1分けの借金11。現在の借金12のほとんどを本拠地で積み上げた。ラミレス監督就任後の本拠地ゲームは16年が貯金6、17年は貯金9と好成績を残し、2年連続Aクラス入り。本来のホームでの強さを発揮できておらず、指揮官は「まさかこうなるとは思っていなかった」と言う。

 筒香も「一番お客さんが入って勝たないといけない球場なのに、勝てていない」ともどかしさを抱える。今でこそ横浜スタジアムは連日満員だが、以前は入場者が少なかった。筒香が入団1年目だった10年は1試合平均1万6320人。昨年の同2万7880人とは雲泥の差だ。「昔は全然お客さんが入っていなかった。今は本当に幸せ。球団の努力のおかげだし、ファンに勝ち試合を見せたい」。この日も2万8930人の満員で、最高の勝利で大声援に応えた。

 今季、本拠地では13試合を残すのみとなった。「残りのホームの試合で勝てるように頑張りたい」と筒香。上位進出のためにも、星を少しでも取り戻す。

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