広島・会沢、球団捕手最多リーチ弾 自己最多11号「自分の打撃できた」

[ 2018年8月23日 08:31 ]

セ・リーグ   広島7―4ヤクルト ( 2018年8月22日    マツダ )

4回無死、会沢は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 埋もれていた球団史に光を当てる一発だった。3―4の4回、先頭・会沢がカウント1―1からの外角高めスライダーを左翼席へ同点ソロ。自己最多を更新する11号は、1953年の門前真佐人が持つ広島捕手最多12本にあと1本と迫った。

 「しっかりと自分の打撃ができた。1点でも多く取り、投手を楽にしたいと思っているのでよかったです」

 16日の阪神戦でドリスの150キロ超の投球を頭部に受け、負傷交代。大事を取って以降の4試合を欠場していた。「恐怖心?まったくない。何度も当たっているので」と笑い飛ばした。

 守備固めに入った上本の失策が響き、延長戦の末の敗戦から1夜明け。この日は上本の28歳の誕生日で、「崇司のためにも勝とう」とミーティングで声があがったという。「ボクらは助け合い。いいプレゼントになったと思う」。選手会長らしい心配りだった。

 「打席でどういうものを見せてくれるか…と思ったけど、全然大丈夫だったね」。強打の捕手が戦列に戻り、緒方監督は安どの表情だ。優勝へのマジックナンバーは2つ減って26。最短なら9月8日に胴上げが実現する。

 「一戦一戦やっていくだけ。頑張ります」

 ラストスパート。人望のある会沢がナインをまとめてこそ、リーグ3連覇がある。(江尾 卓也)

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2018年8月23日のニュース