オリ伏見5年ぶり弾に「2軍で打っているので…」連敗4で止めた

[ 2018年8月23日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3―1楽天 ( 2018年8月22日    楽天生命パーク )

4回無死一塁、伏見が左越えに2ランを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 苦労人が見事なアーチを描いた。4回無死一塁、オリックス・伏見が左中間席へ今季1号の先制2ランを放った。ルーキーイヤーの13年8月3日ロッテ戦以来、5年ぶりのプロ2号。「2軍で打っているので、2カ月ぶりくらいですけど…」と周囲を笑わせ「(感触は)久しぶりすぎて忘れました」と自らも豪快に笑ってみせた。

 捕手として入団したが、打撃力を買われ、今季は主に一塁での出場。打率・293と高い水準を維持するが「どこで1本を出すか。結果的にチームの勝利に貢献できていなかった」と出場67試合で17打点と打点の少なさが悩みだった。仙台では連日、早出特打を敢行し修正。この日は7月20日ロッテ戦以来の複数打点を記録し「監督にも見てもらって、期待に応えたかった」と言葉に力を込めた。

 福良監督は連敗を4で止めた伏見の働きに「あの一発が大きかったですね」と目を細めた。クライマックスシリーズ進出圏内の3位・ソフトバンクとのゲーム差は6・5。残り31試合。目の前の勝利を積み重ねていくだけだ。(桜井 克也)

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2018年8月23日のニュース