大谷、代打で中前打 8月の月間打率は・318 Dバックスの平野は無失点

[ 2018年8月23日 13:54 ]

インターリーグ   エンゼルス1―5ダイヤモンドバックス ( 2018年8月22日    フェニックス )

代打でヒットを放ったエンゼルスの大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平(24)は22日、敵地フェニックス(アリゾナ州)で行われたダイヤモンドバックス戦の6回に先頭打者として代打で登場。0―3とリードされた場面で、ダイヤモンドバックスの先発クレイ・バックホルツ(34)と対戦し、カウント2―2で迎えた6球目のツーシームを、バットを折りながら中前に運んだ。しかし後続が倒れて無得点。エンゼルスは1―5で敗れ、3連敗で63勝65敗となった。

 バックホルツの大谷への球種は初球からチェンジアップ(空振り)→チェンジアップ(ボール)→ツーシーム(空振り)→チェンジアップ(ファウル)→ツーシーム(ボール)→ツーシーム(中前打)で、ストレートは1球も投げなかった。

 ナ・リーグでの交流戦であるために指名代打制がなく、大谷は2試合連続で代打として出場。18日のレンジャーズ戦では代打で本塁打を放ったが、21日のこのカードでは中直に終わっていた。

 なお大谷は今季222打数60安打。打率は・270となったが、8月の月間打率は・318で、これは4月の・359に次いで高いアベレージとなっている。

 試合はダイヤモンドバックスの主砲ポール・ゴールドシュミット(29)が初回、エンゼルス先発のオドリサマー・デスパイネ(31)からナ・リーグ4位に並ぶ29号の2ランを放って先制。右腕ブッチホルツは7回まで86球を投げて被安打4、奪三振7、無四球で無失点に抑え、今季7勝目(2敗)を挙げた。

 ナ・リーグ西地区首位のダイヤモンドバックスは3連勝で71勝56敗。同地区2位のロッキーズもパドレスに勝って69勝57敗としたためにゲーム差1・5はそのままとなった。

 なお21日のこのカードでエンゼルスの代打ジェフリー・マルテ(27)に本塁打を喫していた平野佳寿投手(34)は、セーブ機会ではなかった9回に4番手として今季60試合目の登板。先頭のキャレブ・カワート(26)を三振に仕留め、アルバート・プホルス(38)は歩かせたものの、アンドレルトン・シモンズ(28)は中飛、レネ・リベラ(35)は右飛に抑えた。

 平野の防御率は2・15。試合後は「きのう(本塁打を)打たれたので0点に抑えられて良かった。きょう投げるかどうかは半分、半分だった。いい雰囲気でやってます」と笑顔をのぞかせていた。

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