阪神・糸井&ナバ快音 福留に続いた 主軸が打点そろい踏み

[ 2018年8月23日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―2中日 ( 2018年8月22日    ナゴヤD )

5回1死一、二塁、糸井は右線に適時二塁打を放ち激走する(撮影・岩崎 哲也)
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 福留に続けとばかりに猛虎の4、5番も快音を響かせた。2点リードの5回1死一、二塁でまずは、4番糸井が期待に応えた。3ボール1ストライクから小熊の内角低めスライダーをとらえた。全力で失点を防ぎにきた相手をあざ笑うかのように、打球は右翼線を襲う適時二塁打となった。

 「追加点の欲しいところでランナーをかえすことができて良かったです」

 前日21日の中日戦では0―4の9回に零敗を阻止する15号ソロを放ったが「負けたら何にもない」と敗戦に、多くを語らず球場を後にした。悔しさを態度で表現したが、この夜はチームの勝利に直結する価値ある一打だったことを物語るように「勝って良かったです」と喜んだ。

 中軸を任されただけに一人、蚊帳の外では助っ人のプライドが許さない。なおも二、三塁から5番ナバーロも奮起した。フルカウントからタイミングを外しにきたカーブに対応した一打は中前適時打。16日広島戦以来10打席ぶり安打で、タイムリーは11日DeNA戦以来、出場6試合ぶりだった。

 「チームのみんなが作ってくれた良い流れに乗ることができたよ。中盤で追加点を取ることができて良かった。勝利に貢献できて良かった」

 3〜5番がそろって打点を挙げるのは7日巨人戦以来、今季10度目で9連勝となった。ポイントゲッターたちが打てば勝利につながることをあらためて証明した。(山本 浩之)

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2018年8月23日のニュース