ソフトB 延長戦で● 工藤監督「あそこで打たれたからといって正義に責任を負わせるわけにはいかない」

[ 2018年5月12日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―5日本ハム ( 2018年5月12日    ヤフオクD )

>延長11回1死、レアードに左中間本塁打を打たれ田中正義(左)
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 がっくりと肩を落とした。4―4の延長11回から7番手で登板した田中が、1死後にレアードに左越えソロを浴びた。3ボールからの4球目、真っすぐ一本に絞ってフルスイングしてくる状況で、やや甘く入った148キロを捉えられた。

 「コースも甘かったし、一番投げてはいけないボール。負けに直結する点を取られて悔しい。チームの力になれていない」

 工藤監督は「あそこで打たれたからといって(田中)正義に責任を負わせるわけにはいかない。勝負にいったのならしようがない」と2年目右腕をかばった。今季8試合目のマウンドながら、同点の場面での登板は初めて。1球の怖さを知った、プロ初黒星だった。

 前カードは西武相手に2試合連続完封勝利を収め、いい流れで本拠地に戻ったはずだった。5失点はいずれも本塁打。この日の3本塁打を含め、リーグワーストの39本塁打を許す投手陣に、指揮官は「バッテリーに考えてもらわないといけない」と反省を促した。

 打線は4―4の延長10回無死一、三塁のサヨナラ機で内川、松田、福田がいずれも内野ゴロに倒れ無得点。今季最長となる4時間9分の試合を終えた工藤監督は「みんな打とうと思って(打席に)入っている。今日の負けを明日取り戻すかが大事」と切り替えを強調した。

   (川島 毅洋)

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2018年5月12日のニュース