初芝立命館4強 “魅惑のサブマリン”木元が1失点完投!

[ 2018年5月12日 16:38 ]

春季高校野球大阪大会準々決勝   初芝立命館5―1東大阪大柏原 ( 2018年5月12日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<大阪大会準々決勝 初芝立命館・東大阪大柏原>1失点完投勝利で初芝立命館を4強に導いた木元
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 初芝立命館が東大阪大柏原を破り、4強入りを決めた。立役者はアンダースローの右腕・木元康允投手(3年)だ。直球の最速は120キロ台後半だが、カーブやカットボールをうまく織り交ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。9回を被安打5の6奪三振、1失点完投の背番号1は「今まで野手に助けてもらっていたので、気合を入れて投げました」と汗をぬぐった。

 今春は2回戦以外全てで先発するタフネス右腕。走り込みやスクワット、タイヤ引きなどで下半身を徹底強化してきたという。高校入学時は野手だったが、1年秋から投手に転向。上手投げ、サイドを経て2年春からアンダースローになった。木元は「いかに球に力を伝えるか。下半身主導で投げ込みをしてきました」と胸を張った。3月にあった明徳義塾との練習試合で好投するなどメキメキ力をつけてきた。

 2009年度から初芝立命館に校名変更。初芝時代の1975年に選抜に初出場した。聖地は75年春以来遠のく。節目の100回大会を迎える今夏。「夏へ向けて公式戦で経験をつめるのは大きい」と楠本雄亮監督。魅惑のサブマリンが大阪を熱くする。

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2018年5月12日のニュース