ロッテ・加藤 課題の右打席克服 迷い消えた井口監督の言葉

[ 2018年5月12日 20:29 ]

パ・リーグ   ロッテ11―2西武 ( 2018年5月12日    メットライフD )

<西・ロ8>9回無死、この日4本目の安打となる右越え二塁打を放ち、舌をペロリと出す加藤
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 ロッテの加藤翔平外野手(27)が12日の西武戦(メットライフドーム)で4安打4打点と大暴れし、チームの2試合連続2桁11得点に貢献した。

 8日に1軍昇格し、この日は「9番・右翼」で2度目のスタメン起用だった。1―0の2回1死満塁で西武・多和田から左打席で左前へ2点適時打を放つと、5回1死二塁では左腕小石に対し、両打ちの背番号10は右打席に立って左越え適時二塁打を放った。「右打席が課題なので結果を出せて良かった」と苦手克服を喜んだ。

 開幕スタメンに名を連ねたが、不振で4月7日には出場選手登録を抹消された。ただ、井口監督からは「控えではない。お前は頭から出る選手。しっかりやってきてくれ」と言われ、迷いは消えた。開幕当初は結果を追求するあまりに当てに行く気持ちが大きかったが、2軍ではフルスイングを心がけ、1軍の舞台に戻ってきた。

 5月12日は新人13年に楽天戦(QVCマリン)でプロ初出場初先発し、史上54人目(当時)の初打席初本塁打を放った記念日だった。5年目、まだ、定位置を獲得できていない27歳は「その日に頑張らないと明日はない。一球一球集中したい」と活躍にも気を引き締めていた。

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2018年5月12日のニュース