立大、明大に先勝 エース田中誠が3失点完投で5勝目

[ 2018年5月12日 14:54 ]

東京六大学春季リーグ戦第5週   立大4―3明大 ( 2018年5月12日    神宮 )

<明大・立大>3失点完投の立大先発・田中誠
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 エース左腕の田中誠也投手(3年、大阪桐蔭)が3失点完投と粘り、5勝目を挙げた。

 前週は慶大戦で勝ち点を落とし、優勝争いの中で絶対負けられないカード。「昨日はご飯がのどを通らなかった」と言いながらも持ち前の粘り強さを発揮した。じわじわと追い上げられたが「(溝口智成)監督から“最後はアドレナリンだ!勢いで行け!”と言われて、思い切り放ることだけ考えた」と1点リードの9回は上位打線を抑えて逃げ切った。抑えには中川颯投手(2年、桐光学園)が控えているが「監督には替えないと言われたし完投するつもりだった」とエースの自覚を見せつけた。

 4回1死一、三塁のピンチでは、森下暢のセーフティスクイズを即座に三塁側へ降り、本塁へ送球して得点を阻止。「あれは奇跡」と笑いながらも「(フィールディングは)苦手じゃない」と胸を張った。1点を追う7回には逆転の口火を切る左越え二塁打とフル回転した。「優勝を目指しているので、なんとかこのカードを連勝したい」。1メートル73の小さな体で優勝戦線を勝ち抜く。

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2018年5月12日のニュース